(1)クラブの現状把握
●相模原RC:大貫重道
クラブ活動計画書における方針は、「きれいごと」になってしまっています。また実行においては、各委員会の委員長だけが仕方なく動いているだけのようですし、年3回のクラブ協議会は、話し合いというよりは、方針説明と結果報告になっています。そこで、今年、私が新幹事として提案しましたのは、会長経験者に各委員会のプロモーターとなってもらうことです。計画は立派でも、実行となるとなかなか動かないのが現状です。特に当クラブは、財団のプログラムを活用することが、他クラブに比べ不得意です。クラブ活性化は、所属した委員会で、活動計画に定めた事業をとにかく一生懸命実行することにつきると思います。
●秦野中RC:川口洋
当クラブも同じような状況です。会員数は最大時には70名いましたが、現在は47名です。新会員が入ってきても古い会員が退会してしまいます。パスト会長は顧問ではなく、会員の1人として活動に参加してもらいたいと思います。実際、会長が終わると仕事が終わったような感じになってしまっても、委員会に入ってもらうと生き返ったようになります。今は、会員一丸となって、もう一度やり直そうという感じなっています。今年は会員5名増を目指しています。
○井上サブリーダー
委員会構成など、クラブ運営に関する詳細はクラブ細則で定めます。この細則を見直すことも、クラブ活性化のために、是非していただきたいです。また、クラブ棚卸により、過去5年間の活動状況が分かるようになります。それを基に、各委員会へのアドバイスもすることができますので、活用してください。
(2)会長との役割分担と事務局の活用
●大和RC:冨岡弘文
当クラブは、先月創立50周年で、昨年からその準備していたのですが、その中、長年勤めていた事務局が退職し、てんやわんやの状態でした。今は、新しい事務局と一緒に勉強しています。事務局からすると、命令系統が変わると混乱するようです。昔は幹事に指示を仰いでいたが、今は会長がすべてを取り仕切るようになっていますから。ロータリアンのロータリークラブである以上、事務局が取り仕切るのではなく、幹事が状況把握をしている必要があると思います。
●小田原RC:木村隆也
当クラブでは、2年前に事務局が交代したのを機に、副幹事を2名としました。1人はIT担当、1人は事務局担当です。地区からの情報は、すべて一度事務局を通して幹事に来るようにして、情報共有と現状把握を、幹事と事務局ができるようにしていますので、現在はうまくいっています。
●鎌倉中央RC:山田 嗣
当クラブも副幹事が2名いて、書記をしています。記録作業をすることで、ロータリー組織の勉強になりましたので、意味があると思います。
●湯河原RC:石倉幸久
当クラブの事務局は、これまえ箱根RCと兼務の人でしたが、今年創立50周年を機に、新しい事務局を設置しました。私もロータリアン2年目なので、勉強が必要です。
●箱根RC:井島章博
当クラブも創立50周年に向かってがんばっていきたいと思います。会員が高齢化しているので、記念行事を機に退会者が出てしまう可能性があります。
(3)会員への情報伝達
●横須賀北RC:小菅健史
会長幹事会の議題が、会員全員に行き渡らないと感じた経験があるので、情報伝達に努めたいです。
○井上サブリーダー
例会での報告時間は15分程度と思われますので、どこまで伝えられるかが課題です。
●平塚西RC:瀬尾光一
委員会を通して伝えるなど、工夫が必要だと思いますので、会長と相談します。
○井上サブリーダー
地区委員会が開催するセミナーの報告はどのようにされていますか。
●厚木RC:西迫 哲
開催の通知は委員に直接していますので、会員全体には知らせていません。結果報告も担当者に任せており、「自己完結型」になっています。
○井上サブリーダー
有用な情報はできるだけ会員に伝えていただきたいと思います。クラブは国際ロータリーの会員でもあるわけで、RIの方針を咀嚼し、それを踏まえて活動することも大事だと思います。幹事も、いろいろな情報を持っていると活動がスムーズにできます。ホームページや冊子「わかりやすいロータリー」、用語集の活用や、手続要覧を各会員に渡していただければと思います。
(4)その他
●鎌倉中央RC:山田嗣
「クラブ研修委員会」を作るようにという話が地区からきたと聞きましたが、委員会を作る必要があるのでしょうか。
○石井リーダー
「研修リーダー」の設置はお願いしています。リーダー1人では活動しにくいので、スタッフが必要になると思いますので、その場合は、委員会となるでしょう。けれど委員会の設置は義務ではありません。
●藤沢北西RC:平綿敏郎
当クラブは現在会員数が22名で、40歳〜80歳と年代に幅があります。そうなると活動に対する温度差大きく、若い会員は熱心でも高齢の会員は反対する、逆に高齢の会員が良いと思うことに若い会員が反発することがあります。この温度差を幹事が埋める秘訣はあるでしょうか。
●大和RC:冨岡弘文
当クラブには90歳のチャーターメンバーがいますが、体力的な面から家族が心配し、退会の相談がありました。会長が話し合いに行くことになっていますが、高齢会員にも、来た時に仕事を用意する、例会で話をしてもらうようにしています。クラブのあり方も時代に合わせていかないと生き残れません。若い人と高齢の人向けのプログラムをクラブが用意する必要があると思います。
○井上サブリーダー
日本には、創立100年以上の長寿企業が多いといわれています。変化への対応力が秘訣ではないでしょうか。