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1.地区方針について
リーダー 菅原 光志鎌倉
『Peace Through Service』と声高らかに、2012年1月16日午前10時サンディエゴでの国際協議会にて、田中作次RI会長エレクトから2012−2013年度のRIテーマが発表されました。

 ロータリーが目指す究極の目標を簡単明瞭なテーマとして訴えた事に感銘し、田中会長は30年ぶりに日本人3人目のRI会長となられる次年度は、その記念すべき年度となり日本34名のガバナーエレクトは感激と緊張に包まれました。また当地区第2780地区は松宮剛RI理事を輩出し、小沢一彦トラスティーもおられ、地区としても大変意義のある年度である事を理解していかなければなりません。

 RI会長田中作次氏はどの様な方でしょう。後藤ガバナー年度の地区大会で、ディー・ケイ・リーRI会長代理が生い立ちを話されました。

 新潟の寒村に農家の8人兄弟の4番目として生まれました。母親が山菜や野菜の行商をして生計を立て、日曜日は作次少年も手伝ってリヤカーに山菜を積んで、20Kmの道を長岡の街へ売りに行ったそうです。

 1954年中学を卒業した作次少年は、長岡駅から上野行きの集団就職列車に乗り、東京都墨田区のガラス工場に就職し、夜間学校に通いました。縁あって、18歳の時に埼玉県八潮市の8坪だけの売れない文房具店の老夫婦の養子になり、中古のダットサントラック1台を買ってもらい、紙の卸商を始め、いつの日か全国の製紙トップ5社と直接取引できる「圧倒的1番」を目標に懸命に働き数十年後、実現していました。

 人生の教訓としていつも頭の中にあった事は、自分が勝手に作っている『シカタガナイ』という前提条件をぶち壊す。そうしたら不可能と思った事が出来た。『ワタシシダイ』という事です。大切なことは出来ない理由を探すより、出来る方法を探すことです。だから、如何なることにも『ノ―』とは言わない。必ず『イエスーそしてバットー条件はこうだ』と言うと、田中作次は言っております。

 ロータリーの目的は何でしょう。『超我の奉仕』です。言い換えれば「サービスの理念」です。自分の職場や地域社会の人々の幸せを考えながら、職業人として生活を歩む事です。すなわち、クラブ例会で会得した高いモラルに基づく『奉仕の心』を持って、如何なることにもあたる事です。この様な奉仕こそ、私たちが歩む道であると、そして、この道こそロータリーの長い歴史の中で築き上げた道であり、世界のすべての人々が歩むことのできる道です。さらに深い思いやり、満足、寛容、理解へと、いたる道です。

 平和とは何でしょうか。考えた事ありますか。一番簡単なのは平和では無い状態がどの様なものか語る事でしょう。つまり、戦争や暴力を恐れる事のない状態のことです。飢餓や弾圧や貧困を恐れることのない状態です。また逆に平和が何であるか、どういう可能性を秘めているかで定義することもできます。その様な意味では平和は発言と自由であり、自己決定の権利であると定義できます。

 安全で安心できる未来を意味し、安定した社会での人生と家族を意味するとも言えます。もっと抽象的に言うと平和とは幸福感や心のおだやかさ、静けさであるとも言えます。ですから平和がなにを意味しているかは、人によって違うのです。どの定義が正しいとか間違っているとかという事ではなく、自分にとって平和が意味する事、それがまさに平和なのです。

 人それぞれ『奉仕を通じて平和を』に色々な思いがめぐっていると思います。謙虚と寛容な精神で相手を認めていく事からすべてが始まります。

 私たちは自分ひとりでは生きていけないとロータリーは言い続けています。個人の心の平和、家族の平和、職場の平和、地域社会の平和、国家間の平和、地球環境の平和等が到達する事を信じて心に刻むことです。この全ての平和をひとり一人が目指していく事で真の平和が訪れるでしょう。
<ロータリー世界平和フォーラム広島>
 田中RI会長のテーマは「奉仕を通じて平和を」その具体的な活動の一環として、国際ロータリーはベルリン、ホノルル、広島の3都市で「2012/2013ロータリー世界フォーラム」を開催することになり、広島では「平和はあなたから始まる」をテーマに新世代に焦点をあて国内すべての地区からの参加者を迎えて、ロータリアンと共に平和への日常的な意識と行動に種火を点火し、次の時代を引き継いでいく出発点とする事を目指します。

 その目的で広島の地で開催するのに費用がかかり 日本全ロータリアンから300円の援助をお願いしますと2710地区から要請があり我が地区も協力していきたいのでご理解をお願いします。

 開催日は2013年5月17日・18日です。
<地区運営方針について>
 次年度RI戦略計画が最終年度の3年目になります。「クラブのサポートと強化」「人道的奉仕の重点化と増加」「公共イメージと認知度の向上」の三つの優先項目を組織全体のロードマップとする、国際ロータリーの指針に則り我が地区も各クラブも理解していただき、地区運営、クラブ運営に役立ててもらう事を願っております。

 我が2780地区は、このRI会長の方針を基本目標とし、後藤年度、森年度、そして菅原年度の継続性を重視し、「あくまでもクラブが基本」「クラブの活性化のためには会員の増強が不可欠」を重点目標として、積極的に活動し、クラブ支援を徹底的に重視し、ガバナー補佐を大いに活用していただき「元気なクラブ」「楽しいクラブ」創りの為に円滑な地区組織運営を目指す覚悟でありますので、ロータリアンひとり一人が、ロータリーを良く理解し、少しでも目標が達成できるように、頑張って行きましょう。お願い申し上げます。
<地区活動方針>
  • 【1】 次年度RI会長テーマ及び強調事項の推進
  • 【2】 クラブ研修リーダー及びクラブ研修委員会の充実
    森年度から始まったこの制度初年度でもあり、まだ徹底してないので、各クラブは会員維持の為、クラブの活性化の為お願いします。
  • 【3】 会員増強・維持
    地区の3年計画で2,700名の目標を経ててきました最終年度ですが、達成できる見込みが無いので次年度は各クラブ5名以上のお願いと、退会者ゼロ運動をお願いします。
  • 【4】 ロータリー財団、2013年度夢計画の為の推進
    財団は大きく変わります。寄付する財団から我々の財団になります。お金の使い方が地区に任せられる事になり、新地区補助金、グローバル補助金の二つになり地区の裁量で奉仕活動が出来ます。
  • 【5】 3年後の奉仕活動推進の為一人当たり200ドル以上
    会員の減少により地区の財団寄付も減少し地区としての奉仕活動がかぎられてくるのと、夢計画により地区独自の奉仕活動が出来る様に成る為、3年後を考えて20ドル1,600円を増やしていただき一人当たり200ドル以上をお願いします。
  • 【6】 米山奨学生30名確保のため一人当たり2万円以上の目標
    会員の減少により地区の財団寄付も減少し地区としての奉仕活動がかぎられてくるのと、夢計画により地区独自の奉仕活動が出来る様に成る為、3年後を考えて20ドル1,600円を増やしていただき一人当たり200ドル以上をお願いします。
  • 【7】 新世代の育成
    ローターアクト・インターアクトの新クラブ設立です。両アクトの無いグループが多々あり、地区としては多くの会員に関与していただき、これからの日本を背負って立つ若者にロータリー精神を植え付けたいと思います。
  • 【8】 第2780地区のネットワークとブランドの確立
    ホームページを通し、またグループ内や他グループとの交流を通し、地区内のネットワークをつくり、地域社会貢献で公共イメージの認知度の向上を図ります。
  • 【9】 東日本大震災復興への支援
  • 【10】 地区・クラブ役員が18ヶ月活動できる環境づくりの確立


以上、地区活動方針として10項目挙げさせていただきました。

どれも地区活性化・クラブ活性化の為に重要な事柄ですので、ロータリアンひとり一人がロータリーを理解していただき 楽しんでもらいたいと、説にお願い申し上げます。皆様でやる気を起こしていただき、頑張りましょう。私もガバナーとして精一杯頑張ります。

ご清聴ありがとうございます。
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