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広報雑誌 部門
4. 広報についてのディスカッション
●鎌倉RC:新井今日子
ここ4、5年、鎌倉RCでは、鎌倉ケーブルテレビ、鎌倉朝日、に地域に根差した桜の植樹についての記事を掲載してもらっています。クラブの長い歴史の中で、メディアとの双方向の関係が構築され、毎年取り上げてもらえるようになり、その努力が実ってきています。第2グループ内では東日本震災に対して義捐金と鳩サブレーを送り、鎌倉朝日に投稿し、鎌倉市役所の公報にも取り上げられました。

●ふじさわ湘南RC:橋本園子
私の場合特殊と思いますが、メディアで働いている関係で、クラブの記事を掲載するようにしています。リビング湘南(株)「湘南リビングニュース」に「サッカー大会」や「テニスを通じてマナーを学ぶ」という記事を自分で取材し、自分で掲載するという具合で、載せました。それをご覧になった近隣のクラブからも掲載してほしい、という依頼がありました。皆さんのお役に立てるのではないかと思います。当社は広告料でまかなっている紙面なので、それに押されて後れるということもありました。自分からの働きかけとして市の公報やその他にも、声をかけましたがなかなか返答がなく、打ちのめされたような思いでしたが、上手な頼み方を磨いていきたいと思います。

●横須賀RC:外武M一
今年5回目になりますが、毎年3月末に「1万メートル・クリーンナップ」プロジェクトと銘打って、横須賀駅から観音崎まで約一万メートルの清掃活動を両方向から始めて、間にある海釣り公園に集合し、セレモニーをして、スープとおにぎりを配って交流を持つというもので、ロータリアン60−70名、ボーイスカウト200名、高校生も合わせて総勢700名近く各団体が交じり合ってのイベントです。会員の中にタウンニュース社の支社長がいるので、取り上げてもらったり、「浜風」という地方紙や神奈川新聞にも取り上げてもらいました。人数が多いイベントで、地域に定着し、根付いてきているので、広報でも目立ちます。

●鎌倉中央RC 矢内原巧
奉仕活動として青少年の野球大会のスポンサーをし、冬にはベイスターズをよんで、青少年野球教室を開き、コーチをしてもらいましたが、メディアに取り上げてもらってはいません。ただ、老人ホームへゆず湯をプレゼントするというプロジェクトは、公共性が強いのと市が関与しているというので、神奈川新聞に毎年取り上げてもらっています。こちらからは余り積極的に関わってきていなかったので、本日、この重要性を聞いて参考になりました。


○長谷川サブリーダー
横須賀RCは広報もしっかり兼ねて事業をされていますが、クラブでイベントをすることばかりが重要になって、知ってもらうということがお座なりになっていないかどうか?良いことをしているのに、よく認知されていないということがありませんか。

例えばメディア関係の方がおられる前でおこがましいのですが、GSEとか青少年交換とか、米山奨学生を預かっているといった国際的なものはメディアとしては魅力があります。地域とも関係があることを取り上げると、地域にも興味があり、取り上げられやすいです。そういうことからクラブを紹介して広報する機会につながります。

では、目標を達成していくためにクラブはどのような計画を立てていますか、とあります。茅ヶ崎中央さんが昨年3.11の時に支援を募る際、Twitterを活用してたくさん集められたことがとても耳に残っています。活用するのも一つです。“つぶやき”と言われますが、“さえずり”と訳したい、鳥のさえずりとは、仲間をいて、何かを伝えるという目的があり、実際に復興物資を集めているときに、それを使って、短期間に支援物資を集めることができたという話もあります。これにチャレンジをしてほしい、と言うのではなく、クラブの中にそういう人がいたら、活用していただきたいです。

皆さんの中に、広報としてこのようなことをした、とか藤沢駅南口の歩道橋に「麻薬撲滅。ダメ、ゼッタイ」の垂れ幕出しておられますが、そのような目に付くようなことを計画的にしている、というクラブはお話下さい。


●足柄RC:長谷川平
サブリーダーの長谷川さんと(長谷川洋平と長谷川平)“洋”という一文字が入るか入らないという似た名前で、意気投合して、ロータリーが楽しくなってきたのですが、それは余談として、先ほど遠藤さんがおっしゃったように、私のクラブでも病院や南足柄市の図書館にも置いてもらっています。「ロータリーの友」はロータリアン向けで一般向けではないといわれたりしますが、一般向けのないようにして、病院やあちこちの図書館においてもらうといいと思います。自分たちのところでも図書館においてもらっていますが、ただ置いてあるだけでは分かりません。タイトルをつけておかないとロータリーが分かりません。例えば「ポリオ、日本語では小児麻痺を世界中からなくそうと運動しているのはロータリーです」と添えておけば、よく分かると思います。
先日のセミナーでのぼり旗を見せてもらったのですが、横文字で、「RI District 2780」とかかれていて、この旗を持って駅前に立っていても、ロータリアンにはわかっても、一般の人にはわかりません。でも「国際ロータリー第2780地区」と書いてあれば、ロータリーがやっているんだな、ということがわかります。日本人向けに変えて欲しいと思います。

○渡辺リーダー
ロータリーはアメリカからきているので、横文字を縦文字にするということで、分かりにくい用語が多い。ポリオをなぜ小児麻痺と言わないのかと私たちも思いますが、あまり要約するとわからなくなります。もう少し分かりやすくすると良いと思います。「ロータリーの友」の内容も一般向けにすれば、もっとわかりやすくなると思います。一般の人にもわかりやすい一般向けの内容にしてほしい、という声を私からも他地区からも出ていますので、少しずつ変わっていくのではないでしょうか。

●三浦RC:鈴木正孝
三浦ロータリークラブの50周年を考えていた矢先に震災に起き、準備していたお金をすべて震災に回して、南三陸町へ車3台を差し上げました。神奈川新聞、タウンニュースに掲載されました。また、当クラブは20年前から芋ほり行事を継続していて、いつも小さくですが、いろいろなところに掲載してもらっています。一昨年、地区の雑誌委員をしていて、いくつかのクラブに卓話をしに行きましたから、その時には一所懸命「ロータリーの友」を読みましたが、今気持ちが落ちて、余り読んではいません。というのも、私の熱心さが足りないのかもしれませんが、ロータリーの友も、最近ちょっと詰まらなくなっていて、もっと面白く一般向けにもなるようであれば、いいと思います。聞くところによりますが、海外、フランスでは本屋でも売っていると聞きます。もっと興味を持つような内容になってほしいです。

○遠藤サブリーダー

伊勢原中央RCは被災地の高校生へ奨学金を出されたというお話しを伺っています。一言お願いします。

●伊勢原中央RC:長谷部俊夫
震災が起きた時、すぐにクラブで被災地へ何かしなければいけないと思いました。実は、ミャンマーに学校を作るために毎年1人2万円ずつ積み立てていたのですが、国際奉仕委員長が震災が起きてすぐに、ロータリーとしてどう動くか決定する前に、震災の翌々日にその積立金の中からすぐに50万円送りました。広報として一番最初に試みたのが、麻薬撲滅運動として、赤穂四十七士の格好をして麻薬撲滅の旗を持って市内を行進して、新聞に載るという面白い経験をしております。今回、気仙沼市内にある高校6校の優秀な学生に10万円ずつ奨学金を用意し、現地へ行って手渡しました。地域の新聞に取り上げられました。月信にも投稿して、掲載してもらいました。
それから図書館にも毎年少しずつですが寄付をしています。先ほど足柄RCさんでは「ロータリーの友」を図書館においてもらったと話されたのですが、私も伊勢原市に頼みに行ったのですが、断られました。ほかのクラブで図書館に置いてもらっているクラブはありますか?

●葉山RC:鈴木知一
何年か前からずっと、自分が入会してからはずっと、葉山町立図書館に「ロータリーの友」を置いています。寄贈した図書も主に英語の本ですが、置いてもらって、そういうコーナーを設けて貰っています。又町立中学校2校に2冊、町長室にも一冊おいてもらっています。

○長谷川サブリーダー
地域の図書館は公的なところですので、他の地域にも置いてもらっているそうなので、自分の市にも置いてほしい、という話し方をすると良いと思います。厚木中RCの建部さん、昨年素晴らしい冊子を作られましたが、その冊子を活用していただくために、どのようなPRをどのようにされているのでしょうか

●厚木中RC:建部 覚
障害者のための冊子を作った時に、それを知ってもらうために、市の障害者イベントに冊子を持って行き、ミュージシャンも呼びミニコンサートをしながら、冊子を配布しました。ケーブルテレビにも来てもらって、インタビューも受けました。何かをすれば、どこかのメディアが来てくれるというのは実感としてあります。以前、クラブの広報委員長の時、記者クラブに行った際なかなか上手くいかず苦労しましたが、タウンニュースの支社長が会員になってから、メディアへの風通しが良くなりました。そういう人に会員になってもらうと一番風通しが良いのかなと思います。


○長谷川サブリーダー
クラブで職業分類を見直し、自分達のクラブにもこういうメンバーを入れたり、そういう働きかけがあるとうまく良くきっかけになったりすると思います。

ここからは持ち帰っていただいての宿題となると思いますが、継続的に広報委員会を設置されているクラブは多くはないと思います。まず、目標を定めて欲しい、例えば、地域に認知されたい、或いは会員増強につなげたいとかいうクラブの目標をたてていただきたい、そして実施して完了するのはいつか、そして逆算してそこまでの継続的な広報計画を作っていただきたい。

一年では出来ない、だからしない、という考えもありますが、先ほど建部さんが話されたように、どこかでブレイクするところがあると思います。田中RI会長エレクトもおっしゃられているとおり、できない言い訳をしないで、できることを視野に入れてしていく努力をしていただきたいと思います。クラブに持ち帰ってそうしたプロジェクトを、理事会や奉仕プロジェクトの人たちと話し合いながら素晴らしい広報計画を立ててほしい、是非、ロータリーを知らない人たちに目を向けて、地域の人たちへの認知に力を入れて欲しい、と思っております。

私たち地区委員会も可能な限り協力をするつもりでいますので、気軽に声をかけてほしい。そうしながらより良い広報を構築していきたいと思います。

話題を変えまして、ITについての取り組みについてですが、RIでは、の長期的なコミュニティー戦略として変革が始まっています。インターネット、メール、など色々な情報を使って、リリースに載せて、ガバナーからガバナー補佐へ、会長幹事会でガバナー補佐からクラブ会長幹事へ、そして会長幹事はクラブへ持って帰って知らせる、という情報伝達が変わっていくことを期待しています。

年齢の高い人には、新しいインターネットやメールなどそんな新しいことはできない、いらない、と言う人たちとの間に情報格差Digital Divideと言われています。しかし、これは技術的なことなので簡単に使えるようになってきています。昔はPCがなければプレゼンができなかったものが、今パッドひとつで簡単に伝えられるようになりました。ご自身がうまく使えないとしても、きっとクラブの中に扱える人がいるので、そういう人に相談してやってもらうとかお願いしてみてもよいでしょう。

9月頃にIT講習会を開催する予定ですので、そういう方法をご指導します。実際に体験してみてください。又、検索ネットワークというのがあり、地域の会員さんがどこでどんな仕事をされているかとか、知ることが出来ます。今後もセミナーを続けていきたいと思います。その時に質問がありましたら、説明させていただきます。


●厚木中RC:建部 覚
質問というよりお願いです。私が会長の時には、たくさんの委員会セミナーに出席しましたが、広報に関しては少なかったように記憶しています。

私たちのクラブでこんなことがありました。インターアクターたちが駅前で募金活動をしたとき、ちょうど3月で卒業する生徒が出て、アクターの人数が足りないので手伝ってほしい、と言われました。この時、インターアクターがしたいというならそれを思っていることを支援してあげよう、それを学校内で大々的に広報をしたらどうか、そうしたら次の新しいインターアクターを掘り起こすのによいチャンスではないかと思ったのですが、理事の中に、そのやり方は如何なものか?と言われ、少し反論したのですが、うち向けの広報というのを、一般向けの広報をどうしたらいいかもっとセミナーを開いて浸透させていただけたら、と思います。


○長谷川サブリーダー

可能な限りご希望に沿うようにさせていただきます。セミナーは4月12日に指導者に向けてさせてもらいました。クラブ会長、幹事、広報関係、荷着ていただきました。ここ3年くらい、クラブ卓話をするようにして、そのようにお話をさせていただいていますし、セミナーを開催するようにしたいと思います。
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