地区社会奉仕委員会の活動報告としまして、昨年末に地区内全クラブに、各クラブの社会奉仕活動の現況につきアンケートを寄せていただき、お蔭さまで地区内すべてのクラブより回答いただくことができました。
今日はその結果報告をさせていただき、今後の各クラブにおける社会奉仕活動に役立てていただければと思います。
まず会員数ですが、最近各クラブとも、会員の状況には大変力を入れているものの、なかなか会員数は増えないのが現実となっております。会員数20名以下のクラブは、全66クラブ中13クラブもあります。
したがって、クラブ中心の社会奉仕活動においては、少人数クラブでは、特に予算面での苦慮がうかがえます。ニコニコBOXやスマイルBOXでの収入を、奉仕会計に委ねる点からすれば、奉仕活動の予算に大きな隔たりが生じています。例えば、年間のスマイルBOXの収入予算が多いところでは200万円以上としている所が3クラブ、100万円以上200万円未満としている所が20クラブとなっております。
次に、各クラブでの奉仕活動が、継続事業として行われているものが大半を占め、単年度事業としているものは、ほとんどが今回の震災復興に関連した支援事業であります。
また、被災地支援に対する事業プロジェクトでは、既に何らかの活動をしているか、または計画中であるのを合わせると、9割以上のクラブで実施、または実施しようとしています。そしてその事業の単年度または複数年度の内訳は、ほぼ同数となっています。事業の実施に際し、姉妹クラブや友好クラブとの連携をとって行っている、あるいは共同事業として行っているとしているクラブは、国内外を問わずして18クラブあります。もちろん、クラブ単独で行っているクラブも約同数の17クラブございます。
次に、地区補助金を申請し、利用したプロジェクトは現在のところ3件ございます。特に本年度は、森ガバナーの要請により、地区補助金はすべて被災地向けの復興支援に関するプロジェクトのみとなっておりますので、ご紹介をしたいと思います。
【1】伊勢原中央RC・気仙沼RC(宮城県)との連携による、気仙沼6校の高校生への奨学金支援のプロジェクト(地区より300,000円を支援)
【2】小田原城北RC・相馬RC(福島県)との連携による、相馬市で被災のため孤児となった子どもたちが通う小中学校へ、学力の遅れを取り戻してもらうためにテレビ・百科事典を贈呈するプロジェクト(地区より300,000円を支援)
【3】かながわ湘南RC・福島グローバルRCとの連携による、福島県川俣町立川俣小学校・川俣中学校へ楽器を贈呈するプロジェクト(地区より325,050円を支援)
以上、現在のところ3件でございますが、まだ来年度までは地区補助金が現行のまま申請できますので、ご承知いただければと思います。
以上、今年度の地区社会奉仕委員会の報告を兼ねてお話をいたしましたが、いよいよ次年度より申請受付が始まります、未来の夢計画での新地区補助金、またはグローバル補助金に対する申請受付は、今年の12月開始となっております。
各クラブにおいては、新しい2つの財団補助金についてもよく理解され、新たな形でのプロジェクトを立案され、活用されることを期待いたしまして終わりといたします。