新世代 部門
1.基調スピーチ
リーダー 河本 親秀 (大磯)
リーダーを仰せつかった河本です。1996−97年度のガバナーを務めました。
1972年にロータリに入って丁度40年になります。自分でもよくも飽きずに人生の半分もロータリアンをやって来たなと思います。それはやはりロータリーが好きだからと思います。
入会した時は仕事が忙しい事からロータリーが重荷でしたが、10年後頃には仕事の忙しさは変わりませんでしたが、何時の間にかロータリーが好きになりました。本当にロータリーが好きになったのは財団奨学生・学友委員長や青少年交換委員長という青少年対象の仕事をさせて貰ってからと思います。財団奨学金・学友委員長は1986−87年度、青少年交換委員長は1989−90年度から分区代理年度を挟んで3年間夢中でやりました。特に青少年交換委員長の仕事は大変でしたが、我々のした仕事が青少年達の見事な成長をもたらし、彼らが立派に巣立って社会に貢献している姿や、後輩のために尽くしてくれている連鎖反応を見て深い喜びを味わった経験が私を成長させたと思います。
私は、自分の経験を通して、人は生まれつき、他人の喜びを喜び、他の人の役に立つ事に喜びを感じる心・本性を持っており、それは自分からの積極的な行動・体験を通じて開発されると考えます。ロータリーはその場、その機会を与えてくれる団体だと考えます。ロータリーは100年以上の歴史の中で蓄えた奉仕のための沢山の引き出しを持っています。叩けよ、さらば開かれん。求めよ、さらば与えられん。チャレンジすればする程面白いというか楽しい団体です。特に新世代奉仕程面白いやりがいのある仕事はありません。
私がガバナーをやりました1996−97年度から、それまで青少年奉仕という呼び名が新世代奉仕に変わりました。それは奉仕対象を0歳から30歳とした事にあります。RIの推奨プログラムとしてインターアクト(12〜18歳)、ローターアクト(18〜30歳)、青少年交換(15〜19歳)、RYLA(青少年指導者養成プログラム、14〜18歳、19〜30歳の2グループ)の4つがありこれは変わっておりません。
このうちRYLA(Rotary Youth Leadership Awards)=社会的、経済的には恵まれないが指導者としての資質を備えた青少年を対象にその資質を伸ばす事を目的としています=は、我が2780地区はあまり効果が上がらないと言う事で7〜8年近くやっていません。これらの奉仕プログラムはお気づきと思いますが、ロータリアンが彼らに奉仕する事によって彼らが奉仕に目覚め他に奉仕するという奉仕の連鎖が期待されています。
これらRI推奨の奉仕の他に各クラブが実施されている新世代対象のプロジェクトは無数にあります。それがクラブの社会奉仕委員会やロータリー財団委員会、米山奨学委員会に属していようと!!
今回その一端として各クラブからそのアンケートを採り41クラブから回答を寄せて頂きました。皆様のお手元にその纏めの一覧表が配布されていますので参考にして下さい。
新世代奉仕は皆さんご存じのように2010年の規程審議会の決議でクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕に次いで第5の奉仕部門に昇格しました。それは新世代:児童、青少年は世界人口の3分の1を占め、世界平和、世界の未来を切り開く大切な源泉であり、彼らに対する投資=保護/育成が非常に重要と認められるからであります。ポリオプラス、財団奨学生支援、米山奨学生支援も新世代奉仕に含まれるものと考えます。
この後、各サブリーダーがご自分の体験、調査等に基づいて各プログラムについて話されます。どうぞよくお聞きになって次年度の皆様の活動の情報源にして頂きますようお願いします。そして最後の30分を皆さんとのディスカッションの時間にしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしします。
ありがとうございました。
←プログラム(目次)へ戻る
新世代 部門