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ロータリー財団 部門
1.基調講演
リーダー 小佐野 圭三 (横須賀)
ロータリー財団の正式名称は、国際ロータリーのロータリー財団であります。その使命は、ロータリアンが人々の健康状態を改善し、教育のへの支援を高め貧困救済を通じて世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。
標語『世界でよいことをしよう』
ロータリー財団は、1917年に国際ロータリーの第6代会長のアーチ・クランフが「ロータリーが基金をつくり、全世界的規模で慈善、教育、その他社会奉仕分野で何かよいことをしようではないか」と国際大会で提案し、それが広くロータリアンから受け入れられ26.50ドルの最初の寄付金が集められたことから始まり、その基金がやがて1928年の国際大会でロータリー財団へと発展してきました。

また、1947年にロータリークラブ創始者であるポール・ハリスがイリノイ州シカゴの自宅で亡くなると、その死を悼み70か国以上約30万人のロータリアンがポールに敬意を表して財団への寄付を呼びかけました。それに対し素晴らしい反響が起こり、翌年7月までに130万ドル以上が寄付されました。その基金のもとに最初の国際親善奨学生の18名が選抜され、勉学と国際交流に励むこととなりました。この60年間で47,000人の奨学生を支援しました。

現在のプログラムには、人道的プログラム、教育的プログラム、ポリオプラス・プログラムがありますが、2013年よりはフューチャービジョンとしてスタートし、その基金をもとに、より効果的なプログラムの遂行に変更になります。

財団への寄付の種類として、年次寄付、恒久基金寄付、ポリオプラス寄付、そして今年度は東日本大震災復興基金寄付の4種であります。この地区の年次寄付金は例年約400,000ドルが集められます。それは1人180ドルで、総ロータリアン2,200〜2,250人の総額であります。そしてその寄付が3年後にその50%が地区のDDFとして地区の裁量で各種プロジェクトに使用可能となります。
ロータリー財団の現況報告及び次年度目標
(1−1)RI第2780地区201−2012年度ロータリー財団寄付金目標
【1】年次寄付 1人180ドル以上
【2】恒久基金 1クラブ1,000ドル以上(ベネファクター1人以上)
【3】ポリオプラス 1人2,000円以上(4年間限定の目標)
【4】東日本復興基金 1人100ドル以上
(1−2)2012〜2013年度寄付金目標
【1】年次寄付 1人200ドル以上
【2】恒久基金 1クラブ1,000ドル以上(ベネファクター1人以上)
(2)地区補助金申請について
今年度は9件のプロジェクト申請があり、その総額は5,680,520円(67,625ドル)で、委員会で受理されましたが、3月11日の東日本大震災を受け、予算全額を震災復興のための基金に使用することとなりました。なお、茅ケ崎中央RCとかながわ湘南RCの支援のもと楽器を贈呈し、また相模原中RCはセラピー犬を同伴し、被災地を慰問いたしました。
(3)ポリオ撲滅活動と発症状況 − 2012年4月1日現在
●アフガニスタン 5
●パキスタン   15
●ナイジェリア  17
●インド     0
●チャド     3
◎合計      40
(発症数:2011年は650件の発症)

※ビルゲイツ&メリンダ財団が2007年より合計4億500万ドルの寄付を、ロータリー財団に寄せられました。それに対しロータリー財団は2億ドルチャレンジプロジェクトを遂行し、その結果3月現在で2億740万ドルの寄付が寄せられております。
(4)ロータリー財団国際親善奨学生
●2011〜2012年度 5名派遣→1人26,000ドル
●2012〜2013年度 3名派遣→1人27,000ドル
(英国2名、シンガポール1名)
(4)ロータリー財団国際親善奨学生
●2011〜2012年度 5名派遣→1人26,000ドル
●2012〜2013年度 3名派遣→1人27,000ドル
(英国2名、シンガポール1名)
(5)東日本大震災復興基金
●2011〜2012年度 5名派遣→1人26,000ドル
●2012〜2013年度 3名派遣→1人27,000ドル
(英国2名、シンガポール1名)

当地区は台湾の彰化RC、士林RC、ドイツのミュンヘン・バーバリアンRC、アメリカのノースヘブンRC、小田原RC、寒川RC、鎌倉RC等多くの地区内クラブとの共同申請により3件のプロジェクトの認定を受けました。
(6)GSEについて
過去40年間に1,400組の研究グループ交換が行われました。2011年度ブラジルへ当地区から大貫団長以下5名が訪問し、2012年度はブラジル・パナナ州よりキムラ団長以下5名が当地区を来訪され各グループにお世話になりました。
(7)ロータリー財団の投資収益について
リーマンショック以来の投資収益のマイナスは、2009−2010年度5,430万ドルのプラスに転じました。2010年に投資方針の見直しを行い、2010−2011年度は1億3,000万ドルで80%の回復をしたとの報告があります。毎年ロータリー財団の年次報告は、各クラブ宛に送付されておりますので内容をお確かめいただきたいと思います。
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