ロータリー財団 部門
2.財団の寄付について
サブリーダー 草山 弘道 (秦野中)
私たちはロータリークラブに入会いたしますと、会費の支払い義務が生じます。地区には地区の管理運営費としての地区資金15,700円と地区の各委員会の活動費としての事業資金8,300円を支払います。国際ロータリー(RI)には、その運営費として人頭分担金1人あたり53ドルを支払います。これらの支払いは義務でありまして、殊に各クラブの年会費は、この支払いを怠りますとクラブ細則等の規定により会員身分の終結にもなりかねません。
さて、財団への寄付ですが、RIでは、1917年にアトランタで開催されました国際大会でアーチ・C・クランフが「全世界的な規模で慈善・教育・その他社会奉仕の分野でよりよきことをするために基金を作ろう」と提案したことに始まり、国際ロータリーのロータリー財団として発足し、今日にいたりました。
ロータリー財団はすべて皆様からの寄付で賄われます。先に述べました、義務としてのクラブの年会費、地区資金、RIへの人頭分担金とは違いまして、すべて寄付を基に崇高な目標に向かいます。
ロータリー財団の寄付に年次寄付と恒久基金があります。例年、ガバナーは、この年次寄付と恒久基金の寄付額に目標を示され、地区方針として寄付のお願いをされます。次年度、菅原ガバナーは、地区目標として年次寄付に1人200ドル以上の寄付と恒久基金としてクラブで1人以上のベネファクターをお願いされました。
ガバナーが示された目標により、会員の皆様からお寄せいただきました寄付金は3年後に財団の活動資金になります。寄付を頂きました年次寄付の総額と恒久基金の利息の50%の合計額を地区財団活動資金(DDF)と国際財団活動資金(WF)で50%の割合でシェアいたします。
後藤年度(2010−2011)を例にとりますと、皆様からの年次寄付が389,416ドル20セント、これに恒久基金の利息の50%を合計いたしますと約40万ドルになります。これを地区財団活動資金(DDF)と国際財団活動資金(WF)でシェアいたしますと約20万ドルずつになります。
このように皆様からの寄付金は多額の活動資金になり、現行補助金制度では地区では、各クラブへの活動資金としての地区補助金、国際親善奨学生への奨学金、ロータリーセンターへの支援、マッチング、研究グループ交換、等に使用しています。
財団の活動資金は3年後に地区の活動資金になりますので、次年度の菅原ガバナーが示された目標額の使途は2015−2016年度の活動資金になりますが、ご承知のとおり、2013−2014年度から「未来の夢計画」が導入され、補助金のあり方が現行制度とはすっかり変わります。現行制度の補助金をより重点化し、簡素化し、継続化し、私たちの寄付がより効果的に世界平和に活用され、また、私たち会員が、各クラブがこのプログラムに参加しやすい財団となります。
私たちは、日々のクラブ活動の中でスマイルボックスにスマイルいたします。このことは誰に強制されるわけでなく自らの気持ちです。この気持ちを世界の多くの人に、思いやりと感謝を伝えるのが財団への寄付ではないでしょうか。
皆様のご支援をお願いいたします。
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